変形性膝関節症とは？

変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減り、骨同士が接触して炎症や変形が起こる疾患です。膝関節は軟骨と関節液で滑らかに動きますが、加齢・O脚・筋力低下・体重増加・運動不足などでバランスが崩れると、痛み・腫れ・水がたまるなどの症状が現れます。

• 立ち上がり時や歩き始めの痛み
• 階段の上り下りのつらさ
• 膝のこわばり・腫れ・熱感
• 進行するとO脚や歩行障害、夜間痛

手術が必要なレベルとは？

① 強い痛みで日常生活が送れない

歩行・立ち上がり・階段で常に強い痛みが出る、夜間痛で眠れないなど、生活の質（QOL）が大きく低下している場合は手術適応を検討します。

② 保存療法（薬・注射・リハビリ）で改善しない

痛み止め、湿布、ヒアルロン酸注射、電気治療、温熱療法、運動療法などを半年〜1年以上継続しても十分な改善がない場合、関節の構造変化が進行している可能性があります。

③ X線で関節裂隙が消失している

レントゲンで関節の隙間（関節裂隙）がほぼ消失し、骨同士が接触している重度例は外科的治療が提案されることがあります。

④ 変形が進み歩行姿勢が崩れている

内反膝（O脚）が進行して膝の外側へ張り出す、歩行バランスが取れないなど、全身の連鎖に悪影響が出ている状態も手術検討のサインです。

膝の手術の種類と特徴

手術のメリット・デメリット

メリット

• 強い痛みの大幅軽減：骨同士の摩擦が解消
• 歩行機能の回復：外出・旅行など活動量が向上
• 変形の矯正：膝の軸が整い姿勢・歩容が改善
• QOLの向上：やりたいことの再開につながる

デメリット

• 入院・リハビリ期間が必要（2〜3週間〜数か月）
• 人工関節の耐久年数（概ね10〜20年）による再手術リスク
• 感染・血栓・神経障害などの合併症リスク
• 正座など深屈曲が難しい場合がある
• 費用負担が比較的大きい

手術費用と保存療法の費用目安

自己負担3割を前提とした概算です（医療機関・材料・入院日数で変動）。高額療養費制度の適用により、実際の自己負担は収入区分に応じて月あたり約8〜9万円程度まで抑えられる場合があります。

手術をしないで改善できるケースは多い

中期までの多くは、痛みの主因が筋肉のアンバランス・関節のねじれ・骨格の歪みにあるため、適切な整体・運動療法で改善が見込めます。注射後に一時的に軽くなる、朝だけ痛い、温めると楽、といった場合は保存的アプローチの適応サインです。

当院のアプローチ：筋・骨・関節3点リセット整体法

1. 筋肉のアンバランスを整える

大腿四頭筋・ハムストリング・内転筋・腓腹筋などの過緊張／弱化を評価し、負担を減らす筋バランスへ調整。

2. 関節のねじれ・ズレを修正

膝だけでなく股関節と足関節の協調を回復。軸の通りを整えて歩行を安定させます。

3. 骨格（骨盤・脊柱）の歪みを整える

体幹の傾きや回旋を是正し、膝に集中していた荷重を分散。再発しにくい体づくりを行います。

「階段が怖くなくなった」「旅行を再開できた」などの声も多く、手術回避につながった例が多数あります。

手術を考える前のセルフチェック

• 痛みは動き始めだけ強い／温めると楽になる
• 体重が増えてから痛みが出た
• 注射後にしばらく楽になる
• 歩行距離が短く、筋力の衰えを感じる

上記が当てはまる場合、まだ保存療法で改善できる余地があります。まずは専門家の評価を受けてください。

まとめ：手術は最後の手段。必要性を見極めよう

手術が必要なケースは、①強い痛みで生活困難、②保存療法で改善しない、③関節裂隙消失、④変形と歩行障害の進行といった重度例が中心です。一方、軽〜中等度では整体・運動療法・生活改善で十分に改善可能なことが少なくありません。

「手術は怖いけれど、このまま痛みに耐えるのもつらい」。そんな方こそ、まずは膝の動きと全身バランスの精密評価を受け、最適な道を一緒に考えましょう。

よろこび整体院のご案内

相模原で18年以上。テレビでも紹介された筋・骨・関節3点リセット整体法で、膝の痛みの根本改善と再発予防をサポートします。手術回避を目指したい方は、まずはお気軽にご相談ください。